おっ。
やってきました台風19号。あいにくの天候ですが3連休どうお過ごしでしょうか。ツアー班各員は東京、鳥取、伊勢など連休を利用してツアーに行きましたが、台風に追われるようにして引き返し続々帰宅しました。さて、引き続き個人ツアーの報告をします。
8月19日(火)  雨/曇り 約130km
○釜山港→釜山広域市Busan→洛東江東岸→亀浦→梁山市Yangsan→彦陽→慶州広域市Gyeonju
06:45 起床
07:30 朝食
10:00 釜山港国際旅客ターミナル着
10:20 入国手続き
11:00 釜山ホテル付近の両替所で両替
11:50 昼食
12:30 出発
14:00 海雲台
16:00 松亭
18:00 蔚山
20:00 慶州、警察駆け込む
21:00 バスターミナル付近で宿探し
23:30 就寝
 目を覚ますと船体が大きく揺れていました。不安定な足取りで大浴場に向かい、シャワーを浴びて湯につかります。海を眺めながら風呂に入るのは気持ちがいいです。船旅最高です。もちろんチャリ旅の次にです。
 朝食は昨晩と同じくレストランでとります。夕食、朝食どちらも一食650円のバイキング。今日は自転車をこぐので必死に食べて満腹です。
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 10時前、甲板に出ると釜山の街並。小高い山があちこちに点在しており、山の頂付近を低い雲が覆っています。天気が少し気になります。港は国際的なハブ港湾らしく大量のコンテナが積まれた船が行き交っていました。
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 入国手続きを済ませ、自転車を組み立てます。船で出会った在日2世のTさんとレートのいいらしい両替所へ。プサンホテル付近で円からウォンに両替しました。少し負けてもらって、\45,000→₩444,000(₩438,000)でした。物価は全体的にさほど安くはありません。ただ、食事、宿泊は場所によってはとても安く感じます。都市部を除いてです。
 加速する円安とウォン高のため日本からの観光客は減少傾向のようです。政府間関係も思わしくないようで・・・・・・
 両替を済ませて出発前に腹ごしらえ。なぜか地元のスナック兼caféのチーママに連れられ(経緯は省きます)、案内された食堂は
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 一人でこけてまいました。妙な巡りあわせもあるもんです。ふっつーの味付けの牛丼をTさんにごちそうになりました。
 さあ、いよいよ出発する時になって周りをみると、在日二世のTさん、チーママ、タクシーの運転手(日本語ペラペラで助かりました)、慶州出身のおっちゃんに囲まれていました。みなさんに見送られてこの日の目的地慶州に向かってこぎだします。韓国どこにいてもそうでしたが、一人困っていると「どないしたんや?」と続々人が集まってきます。言葉はほとんど通じませんでしたが、なんとかしたろうと寄り集まってきてくれる人情味ある人が多いと感じました。
 僕はと言いますともっぱら「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」で突き通しました。あと、英語を話せる若い人、漢字とカタカナがわかる年配の方にはよく助けてもらいました。道を尋ねるときは人を選ぶより片っ端から聞いた方がいいです。
 出発早々、道に迷うは迷うは。ハングル文字はわけもわからず。看板の英語表記とガイドブックの縮尺大きすぎの地図、そしてコンパス(これが無ければ進めませんでした)を頼りになんとか進路をとります。あ、それと韓国の道路は右側通行です。慣れるまで少し時間がかかりました。
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 約90km地点の蔚山(ウルサン)まで来て、現在地がわからず途方に暮れていますと1人のMTB乗りとすれ違いました。すがる思いで道を尋ねると「ついてきなさい」と先導してくれるではありませんか。しばらくくっついていくと「この道を2時間こげば慶州につくよ」と。「カ、カムサハムニダアァァァ!」。ほんと助かりました。
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 教えてもらった道を走っていると日が暮れ始めました。霧も出てきたために視界も悪く。路肩が狭く、車を避けるため歩道に入ります。人があまり通らないからせいか、歩道は草が生え、ずいぶん荒れていました。さらに、田んぼが近いためにカエルがそこら一辺で飛び跳ねています。まさにカエル地獄。一匹も踏んでいないことを祈ります。
 なんとか慶州までたどり着いたころには日が暮れていました。池一面に広がる蓮がお出迎え。慶州は市内に文化遺産が数多くあり、観光地として有名です。
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 王朝時代の文化遺産にはあまり興味もなく、観光客の間をすり抜けて駅の方へ。またしても道に迷い交番に駆け込みました。そこで電話を借りてガイドブックの安宿にかけてみます。しかし、どこも満室。中には韓国語を聞き取れず、満室かどうかすらわからないところも。ただ、バスターミナル付近になら安い宿がたくさんあるとの情報をゲット。さっそく向かいます。
 バスターミナルの裏手に入ると明らかにいかがわしい通りでした。あやしげにネオンライトが光っています。これはまずい。はやいとこ宿を探さねば。少し離れて自転車を押して歩いていると細身のおっちゃんに声を掛けられました。言葉はわかりませんが宿を探しているのかと聞いているようで。それならうちに来いと言われました。かなり警戒しながらもその宿まで行ってみると他の観光客も泊まっており安心したのでチェックイン。なんやかんやで疲れていたようでシャワーを浴び砂埃を洗い流し、食事もとらずに寝てしまいました。 
おまけ
こんな信号も見かけました。
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以上、ごっつあん。