おっ。早川です。ツアー班の広島ヤ○ザこと七川と行った屋久島での個人ツアーについて書いていきます。
<初日 前編>
天候:晴れ
走行距離:約10キロ
ルート:宮之浦港~県道78号線~県道594号線~白谷雲水峡~以後徒歩~仁峠~縄文杉~高塚小屋
朝の六時半に宮之浦港に到着!
港の待合室に入るやいなや無精ひげ&丸メガネ&ニット帽のいかにもアウトドア上級者なおじさまと忽那汐里似の森ガールのペアに話しかけられる。正直なところ自転車で白谷まで行きそこから高塚小屋まで行くという所定の行程に「かなり」の不安があったので情報収集!
「↑のルートで考えてるんですけどどうですか?いけそうですか?」と聞いてみたところ少し考えてから「まぁ若いしいけるんじゃない(笑)」とのこと。
こういうおじさんの(笑)は怖い。経験則上よろしくない(笑)だ。きっと「結構きついけど頑張ったらいけないこともないよ」ということなんだろう。おじさんの話では二日目の目的地の宮之浦岳山頂付近は多少アイスバーンしてるらしいから簡易アイゼン程度は必要だそうでなんと安く貸してくれるところを教えていただきました!感謝感謝。また、森ガール曰く小屋にはネズミが出て食料を狙ってザックの底に穴を開けるので注意とのこと。もしネズミが出たら次の日の朝飯にしてくれよう!
おじさんのアドバイスに従いレンタルショップへ。
簡易アイゼン500円。安い。25Lバッグしか持ってなかったので40Lバッグも借りることに。七川、重い荷物持ってもらっててごめんねww。
店員のおばさんと宮之浦岳までの行程を話しながらお会計をしていると横からヌッっと齢70くらいのおじいさんの顔が出現。
「新高塚でも-20℃くらいになるからな!おれもシュラフの中にカイロ10個くらい入れて寝てるよ!一泊だったら最低一人カイロ10個は持って行きよ!ガハハハハ!」・・・おじいさんは嵐のように去っていった。
店員のおばさんに「あの話マジなんすか?」と恐る恐る聞いてみるとさっきの人は30年以上屋久島の山岳ガイドやってるということを教えてくれた。・・・恐怖。
おじいさんの警告を重く受けとめた僕らは隣のスーパーで使い捨てカイロを20個買い、自転車で白谷に向かった。
白谷までの道は緩やかで長い坂がひたすら続き、ほぼ海抜0m~620mまで登る。
宮之浦港がどんどん小さくなっていきそれと比例するように山へ山へと続く道。途中でヤクシカ、ヤクサルに出迎えられながら白谷雲水峡を目指す。
白谷雲水峡が目と鼻の先くらいになると道が狭く両サイドが森に挟まれる形となる。ボッ~っと森に見とれながら走っていてふと前を見ると目の前にシカが!?向こうも地面の匂いを嗅ぐのに夢中!?とっさに「すんません!!」と叫ぶ。シカは見たこともないくらいの驚きようで走り去ってくれた。危うくシカを轢くところだった・・・。にしてもなんで「すんません!!」やねん(笑)