<2日目>
走行距離:約115km 天候:
ルート:県道186号線→五色台スカイライン→大崎ノ鼻→県道16号線→香川県高松市 県道33号線→国道11号線→県道135号線県道→137号線→県道136号線→引田大地キャンプ場
 AM7:30にひまわり荘を出発。出発してから小一時間もしないうちに五色台スカイラインへと入る。スカイラインと聞いてイヤな予感はしていたがそれを裏切ることなく登り・・・登り・・・登り・・・。荷物をリアに積んでいるため誰かが後ろから自転車を引っ張っていてそれを無理やり引きずりながら漕いでいるような感覚。そんな感覚と闘いながら30分~40分は登り続けたころだろうか、白い雲、濃紺の海が突然視界に飛び込んでくる。これぞ坂を登りきったからこそ見れるご褒美。登坂の醍醐味。
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 そんなご褒美に励まされひたすら歩を進め、高松市へ。五色台スカイラインを過ぎてからはしばらく平坦路。このまま平坦路が続けばいいのny・・・。海沿いの県道135号線に入るとまたもやアップダウンの連続・・・。やってくれる四国はリアス式海岸で海沿いに山があるような地形で海岸沿いを走ると必然的にアップダウンの洗礼を受けることになる。しかも県道135~はアップダウンがある割に五色台のようなご褒美がなく、ただ黙々とアップダウンを繰り返す。あぁ。早く国道に戻りたい笑。
 引田大地の周辺までたどり着く。「引田大地キャンプ場」とでっかい看板が目に飛び込んできた。看板の下に行くと門が閉まっているが鍵がかかってない。にしても小屋一つが立っていてその前に庭程度のスペースがあるだけ。どことなく違和感を感じながらもとりあえず荷をほどいてテントを張り米を炊いて晩飯の準備に取り掛かる。風が強いし寒い。寒波めっ
 その日寝る支度を完全に整え米を一合食っておかわりにもう一合米を炊いてコッフェルから米の炊けるいいにおいがしてきた時だった。突然背後から「あんた何やってんのさ!?」とこちらの神経を逆なでするような声。びっくりしてふりかえるとそこにはばあさんが立っており不審そうにこっちを見ている。「ここ私有地やけん、こういうことしてもらうと困るんでとりあえず荷物外にだして!」・・・!!??しししししし、しygbhんじおljkm!?かなり動揺しながらもなんとか「え!?ここ引田大地キャンプ場ではないんでございますか??」・・・動揺しすぎて言葉がおかしい。「うちの石垣に看板掛けさせてあげてるだけでキャンプ場はこっからすぐのとこ」とのこと。なんか狭いな~変だな~とは感じてたけどさ・・・。はぁ~いかにも重いな~しんどいな~という様子で荷物を運び「まぁ一晩くらいならテント張ってもいいよ」とか言ってくれよ!ばぁさん!と態度で訴えかけるもそんな都合のいいことは言ってもらえるはずもなく外に出されてしまった。まぁ自分の土地に急に変な自転車が停まっていておまけにテントなど張られてたらそれは驚くし追い出しもするだろう。ご迷惑をおかけしました・・・。
 引田大地キャンプ場を見つけそこに荷物を運び込む。なんだかんだあったせいでキャンプ場に入るのが夕方になってしまったためキャンプ場の管理人室は無人でこれは宿代タダだなと思わずニヤっとしてしまう。
 あまりの寒さに腹がゴロゴロ言いだしトイレに駆け込もうとするがトイレの扉があかない・・・。カギがかかっている。非常事態。ダッシュでトイレの裏の身を隠せる場所に駆け込む。・・・割愛。管理人さんごめんね。てへぺろ☆
 イヤな汗ぬぐいながらテントに戻ると強風でテントのフライシートが飛ばされそうになっている。あっぶねー!フライがないとこの先寒すぎて死んでしまうのでこの日はペグを打ちフライが飛ばされないようにする。
 テントに入ってからも尋常ではない強風でフライが風になびいて一晩中バタバタと音を立てていてペグが抜けて飛んでいかないものかと冷や冷やしていたことと寒さで足の指が冷えて何度も目を醒ましたのとで眠れない夜を過ごした。翌朝も刺すような寒さであったが幸いフライは無事であった。ひとまず安心
                                       以上。ごっつあんでした。