うおっ、澤園です。
8日目を担当します。
距離110.4km 獲得標高1392m
8日目は高ソメキャンプ場から出発し、岐阜県中津川市を抜け恵那へと入るルートでした。
早朝飯盒で炊いておいた飯を食べ、
昨日最後に裏切られた、キャンプ場直前にある距離が短かすぎてルートラボにも載らなかった、繋がってればOKみたいな発想で作られたとしか思えない男の激坂祭りを憎しみを込めながら下り、キャンプ場を出ました。
この日まで来ると皆、今日登る山は一体幾つなのか、標高差はどれくらいなのか、斜度はいくらくらいなのか、執拗に確認するようになります。
そうです、出来る限り登る覚悟をしておきたいのです。
7日間のうちで幾度となく坂道に裏切られ、斜度に阿鼻叫喚させられた僕たちは、穴が開くほど地図と睨めっこをしながら、これから待ち構えるであろう斜度を頭に叩き込む様になったのです。
ちなみに8日目は憎きルートラボで見るとそこまでですが、最初に二つの山があり、その後は市街地までひたすら下っていくというルートでした。ただしその始め二つの山がありえないほどの斜度と推測できたのでその形から「スタンガン」と名付けました。
早く下りの道へ、早く市街地へ行きたいと言う気持ちからスタンガンを半分執念で登りきり、その後、道の駅等で休憩しながら良いスピードで降っていきました。
16時ごろ中津川市へ到着した僕たちは事前に調べていた銭湯へ向かいましたが、定食屋に変わっており、他の銭湯はそこから数キロ離れたところに何軒かありましたが、わざわざルートを外れてまでして行くくらいなら、明日のルート上である隣町恵那まで10kmほど漕いで行くことを提案。
恵那ラジウム温泉というところを目指すことにしました。
途中休憩を挟みながら結局着いたのは18:30ごろで、100キロ越えの疲れを十分に癒すことができました。
この時からです、
①このまま予定通りどこかの道の駅でテントを張り就寝後、2日間で完走派
田中
②このままナイトライドで明日朝に岐阜に到着し昼過ぎには帰宅できるのではないか派
澤園
③せっかく日程が短縮できるならナイトライドで岐阜へ向かい、日中少し寝て滋賀県米原市まで行き、大阪まで自走帰宅したくなってきた派(いわゆる自走病)(一時的な発作)
生田 今村
に意見が分かれ始め、僕たちはオールブラックスもビビってしまうほどの激論を繰り返しました。
その結果、腹が減っているので、一旦公園で飯を炊き落ち着いてから相談しようというなんともほっこりした結論になりました。
そこで恵那市中央図書館の公園まで移動し、飯盒飯を食べたところで三回生松岡さんにlineで相談したところ、その状況でナイトライドは危険ということで松岡STOPがかかってしまいました。
そう、全米が恐れる天下の松岡STOPです。
獅子奮迅の勢いで走行欲が出ていた僕たちをスタート直前で檻に入れる恐るべき松岡STOP。そこで僕たちは一旦公園で就寝し4:30ごろ出発する予定を立てて1日を終えることにしたのです。
めでたしめでたしとは行かない1日で、体もそうですが頭も使う1日でした。しかし色々ありすぎた今回の合宿では皆が皆十分に麻痺しており、疲れと言うより市街地に出れた安心感の方が大きかった気がします。
以上、ごっつあんでした。