・3日目

寝袋にも慣れたのか、はたまた疲れが溜まり過ぎていたのか割とぐっすり眠れました。

 

今日は出発前に少し寄り道して大野山の山頂へ向かいます。

(モデル:鹿磯さん)

コレですよコレ。キツイ山を登ってきたご褒美。ただこの景色は昨日登ってきた時に見たかった…

 

景色を楽しんだ後はお楽しみの?ダウンヒル。途中までは一方通行なので割と安心して走行する事ができます。自分も田園風景等を横目に走っていると…

 

パァーーン!!

 

本当に気持ちいいくらい乾いた良い音が周囲へ響き渡りました。

「あーはいはい。自転車乗っててこの音はパンクですね。この感じだと結構激しくいったかな?」なんて、舐めた態度でいましたが、無事に自転車の速度を落とし停車させる事には成功。

 

そしてパンクした箇所を見て絶望です…。

いやいやいやいやいや。ビードさん…ワイヤー出て来てますやん…。思いっきりバーストしてますやん…。昨日に続き2日連続ですか、そうですか…。

 

この後、ツールボックスに持ち合わせていたガムテープ製のタイヤブートを使い死ぬ気で補修しました。こんな所じゃ輪行でリタイアしようにも駅まで遠すぎるし、完走しないとこれまでの2日が水の泡になる。

 

パンク作業完了後、ドキドキしながら空気を充填させていくと補修箇所が少し膨らんではいましたが何とか自走は可能なレベルに収まりました。

他の部員の方々には長い時間待たせてしまい本当にすみませんでした。

 

この後は自分の自転車のタイヤの状態を考慮し、ペースを落としてもらったりしながら進んで行き、ついに妙見山の登板口まで到達することが出来ました。

ここさえ登りきれば関大は捉えたも当然!

意気揚々と登り始めて行くと割とあっさりゴールイン。結構登るのかと思っていましたが体感では1~2km程だったので拍子抜けと言えば拍子抜けでしたかね。

妙見山は最後にして最大の休憩ポイントなので皆思い思いに行動していました。

 

自分もブルーベリーサイダーを頂くなど。

ちゃんと能勢酒造という地元の会社が作った物のようです。

 

合宿最後の休憩も終わり、いよいよ最終スティントへとペダルを回し始めます。

初っぱなから登りのあるルートでしたが、バイクやそれっぽい車などがたくさん走っているのも納得の快走路で気持ち良く勝尾寺へ続く道へ合流。ここからもう走った事のあるルートなのでウイニングランも当然です。

 

そう、当然だと思っていました。北千里へ差し掛かるまでは…。

北千里駅前の信号で止まる直前にタイヤから周期的に振動が来るようになったのでパンク箇所を見てみると、あろうことかチューブが露になっていました。孟が路肩へ入るよう言ってくれましたが、もうガムテープもなく補修不可な状態だったのでいける所まで行く事に。

信号が青になり走り始めるとすぐに振動がひどくなりまともに走れないと判断。他の人にストップを願い入れ減速を開始。この時アホな自分はリアブレーキもかけてしまった為またしても快音が響きます。はい、チューブ3本目…。

 

今度こそ本当に自走不可です。リタイアです。輪行です。

関大まであとほんの少しだったのに…

 

このあと松岡さんと山崎に手伝ってもらいながら自転車を輪行袋に詰め込み、阪急で関大前駅へ。関大前へは先に帰って来ていた鹿磯さんが迎えに来てくれて、輪行解除まで手伝って下さいました。その後は部室まで自転車を押して歩いて行き3日ぶりの部室へ帰還。

 

こうして自分の新歓合宿は終了です。ツアー班の皆に迷惑をかけまくったにもかかわらず、何度も優しく助けて貰って本当に自分は恵まれていると感じた新歓合宿でした。

 

・まとめ

記憶というものは良くない事ばかりが強く長い期間残る傾向にあります。つまり、この記事にマイナスな事しか書かれていないのは当然と言えば当然なのです。(マイナスな事の方が記事として映えるという事情もありますが笑)

しかし、そんな記憶も少し経てば不思議な事に笑える楽しい思い出へと昇華し、また自転車で出掛けたくなるのです。これを書いている現在も夏合宿はどんなイベントが起こるのかワクワクしています。やっぱり自転車はいいものですね。

 

以上、平岩がお送りしました。ごっつぁんです。