おっ 再び片岡です。
今回は合宿最終日、3月11日を振り返ります。

距離:101.3km 獲得標高:1714m

合宿最終日は短めに終わらせるのが恒例のようですが、今回は違いました。4日目のイレギュラーな旅程が影響し、もう一日挟むには中途半端な距離になったので、走り切ってしまうことになりました。

朝5時起きで少し寝不足だったため、昨晩の阿蘇山クライムは夢の中の出来事だったんじゃないかと変なことを考えながら出発しました。
メインディッシュは出発してすぐの阿蘇の外輪山です。ここにある大観峰というスポットがおすすめだと、合宿0日目のキャンプ場の管理人さんが教えてくれました。予てからの楽しみであった大観峰を想うと、自然と脚が回ります。

(いい景色)
昨日の阿蘇山も晴れた日中に走れば絶景だったろうに、とか思いながら登っていきます。

登りきって県道45号に入ると、さらなる絶景がありました。写真多めでお送りします。
    
一面草原です!
この荒涼とした景色はまるで異国の様。あの世に来ちゃったんじゃないかとすら思いました(笑)
          

大観峰で絶景を楽しんだ後は、しばらく草原の道を往きます。県道11号に入ってからは木がちらほら見え始め、「高地」感のある景色に移ります。これがなかなかアップダウンがあってキツかったのです・・・。常に元気だった生田君もさすがに疲れた様子でした。

ズンズン進むと、本日二つ目の峠「牧ノ戸峠」に差し掛かりました。外輪山を登ってからほとんど下降せずに登るので、頂の標高は1300メートルを超えます。
斜度はそれほどないので、最初のうちは「脚にやさしいなぁ」と余裕をかましてセカセカ回していましたが、なんとこの峠がものすごく長いのです。なかなか終わらない峠にすっかり脚を破壊されました(笑)
   
なんと頂上の気温は2度!売店でホットミルクをいただきました。
途中にあった大分県境の看板が旅の終わりを感じさせます。

ここからは下り基調のアップダウン路が湯布院まで延々と続きます。ゴールが近いだけに気持ちが急いてかなりハイペースな進軍となりました。
道の駅「ゆふいん」で昼飯を済ませ、市街へ降りると最後の峠が見えてきます。後々調べてみると、この由布岳南麓の峠には名前が無いのだとか。合宿最後の峠なので、この「名無し峠」に全部をぶつける気持ちで挑みました。

「名無し峠」の頂には別府市の看板!ゴールは目前です。下るとどんどん景色が開けてきて、眼下に別府の街が広がります。
信号機に引っかかりながら、これまでの長い道のりを思い返します。そうしているうちにゴールの的ヶ浜公園に到着!
 

記念撮影のあとにはみんなで名物の別府冷麺を食べました。合宿終わりに食べるものは格別です。

思い返せば本当に密度の高い5日間でした。風邪をひきながら死ぬような思いで走り、夜の阿蘇山をみんなで駄弁りながら登り、大観峰の絶景を仰いだのも、全部たった5日間の出来事でした。僕には何気なく過ごした二か月と同じくらいに感じられます。
楽しいこと以上に辛いことの方が多い合宿ですが、終わるたびに「自分は今とても大切な時間を過ごしているんだ」と、得も言われぬ充実感を感じさせてくれます。

「人生の夏休み」とも形容される大学生活に華を添えるべく、何かしらの活動に従事したいと誰もが願うかと思います。自転車部はいつでも部員を募集しています。このブログを読んで興味を持ってくださった方は、ぜひともご連絡をください!

以上、ごっつぁんでした。