おっ 2回生の片岡です。最近は暖かくなってきましたね。スギ花粉のシーズンも終わりがけなので、この一か月ほど苦しめられた自分には嬉しい限りです。

それでは春合宿3日目、3月9日について書きます。

  距離:36.5km + 59.3km = 95.8km
獲得標高:454m + 742m = 1196m
 
この日は雲仙市の諏訪の池キャンプ場から南阿蘇村の久木野教育キャンプ場まで移動しました。(島原から熊本まではフェリーで移動したため地図を分割しました。)

2日目よりも距離は多少伸びるけど、登りは少ないぞ~ という感じで出発しました。さらにフェリーに乗れるということもあり、それを楽しみに快走を続けていました。
が、南島原市役所のあたりでトラブル発生。生田君のチェーンが切れてしまいました。誰もチェーン切りと替えのチェーンを持っていなかったので、最寄りの自転車屋までタクシーで運んでもらうことにしました。必要な工具を持って行かなかったことは、大変な反省点です。
生田君とは島原港で落ち合うことにし、左手に雲仙を見ながら、残りの三人でそこへ向けて走ります。

途中で道の駅「みずなし本陣ふかえ」に立ち寄りました。普賢岳を真正面のベストアングルで見られます。先の噴火による土石流・火砕流の痛々しい跡が見えます。この道の駅では、土石流で埋没した家屋の展示も行っていました。火山は温泉などの恩恵をもたらす一方で、人間を脅かす存在にもなり得るのだなと、ひしひしと感じました。
 

間もなく島原港に到着し、生田君と合流しました。ここからは熊本までの船旅です。本来の旅程より1時間ほど早く進軍できています。
カモメ(?)がエサを求めて船に群がってきました。島原から熊本までずっと付きっぱなしだったので、行ったり来たりしてるんでしょうか(笑)
 

熊本に降り立つと、すぐに昼飯を食べて出発。熊本市内で食購を済ませ、益城町方面に順調に進軍します。
益城町というと、熊本地震で甚大な被害を被った町としてたびたびニュースで耳にしていました。地震から3年経っていますが、町に入ると明らかに工事車両が増え、あちこちで建機が動いています。
 
いろいろと気がかりにはなりましたが、道行くおばあさんや田んぼで作業する人を見ると少しホッとしました。

そんな益城町を走ること数十分、再びトラブルに遭遇します。

アチャー・・・ 県道28号が通行止めで、本日のメインディッシュである俵山に行けません。しかたなく迂回して俵山を目指すことにしました。ここで親切にも地元の方が道を案内してくれました。どうかお元気で!

気を取り直して走ること数十分。

アチャー・・・ またもや通行止めです。ここで俵山に行くことはあきらめて、さらなる迂回路をとって久木野キャンプ場を目指すことにしました。

ここからは上り基調のアップダウンのある国道57号を利用しつつ西進します。本来であれば阿蘇大橋を通って国道325号に入りたかったのですが、地震で崩落しているとのことなので、長陽橋を使って谷を渡りました。橋を越えてからがなかなかのヒルクライムで、ここで脚をできる限り使いまくります(笑) 直前のアップダウンも相まって、みんなかなりお疲れの様子。キャンプ場への坂がこれまた険しかったです。
結局、到着は予定の18:00ほぼぴったりとなりました。島原に熊本にと、いろんな被災地を体験した濃い一日でした。横で大人のキャンプを楽しむおじさん達を羨みながら、キムチ鍋を作りました。かなりおいしかったです。

「明日は雨かぁ」などとみんなで話しながら、明くる日の阿蘇山クライムに思いを馳せました。
僕は合宿1日目から風邪をひき、離脱を考えながら、熱と吐き気に苦しみつつ走ってきました。この日に至って体調はマシになったし、脚も5日間走る前提で計画的(笑)に使ってきたので、今更やめる気にはなりませんでした。

では、続きは4日目に!
以上、ごっつぁんでした。