9月16日 道の駅もち米の里☆なよろ~北緯45度ミツバチ村 走行距離100.9km
前日に飛行機で名寄まで戻ってきました。自転車を預かってくださった名寄の観光協会の方には感謝してもしきれないです。
この日は国道40号線を北上して音威子府へ。道の駅おといねっぷで阪大生のチャリダーの方にあったのでしばらく立ち話をしました。
その後は中頓別町のほうに向かったのですが、道中にはたくさん牧場があり、牛たちがこっちをめっちゃ見てきました。
そして、16:30ごろに中頓別町の北緯45度ミツバチ村に到着しました。ここはライダーズハウスという場所で、旅人がタダ~安値で泊まれる雑魚寝の木賃宿のようなものです。このようなライダーズハウスが北海道には沢山あり、北海道がチャリダーやライダーに好まれる要因の一つになっています。運営形態も様々で、この北緯45度ミツバチ村は無料で、管理は基本滞在者が行っています。僕が行ったときは、ライダーのおじさんたちがが数人いて、滞在中のルールを教えてくださいました。
その後はおじさんに教えてもらった温泉に行き、疲れを洗い流してこの日を終えました。
9月17日 北緯45度ミツバチ村~道の駅わっかない 走行距離114.8km
この日は朝起きると町の方からライダーズハウスにトウモロコシが送られてきていました。ライダーズハウスがしっかりと町に根付いているようで、田舎町の新たな観光のモデルにできるのではないでしょうか。
トウモロコシは町の方に感謝しつつ、レンジでチンして食べました。さすが北海道のトウモロコシ、甘くておいしかったです。
その後はライダーのおじさん達に別れの挨拶をして出発しました。
まずはクッチャロ湖へ。ここもラムサール条約登録湿地です。
偶然話すことになったライダーさんにコーヒーを入れていただきました。ライダーにコーヒーは鉄板の様です。だいぶ気温が下がってきていたの、とても体が温まりました。
そこからは猿払村を北上していきました。
途中で通った猿払川、ここには幻の魚と言われるイトウが生息しているそうです。
さらに進んで、道の駅さるふつ公園で昼食を摂りました。
ホタテの名産地らしくホタテ弁当が美味しかったです。
食べ終わったらさらに北上し、宗谷岬へ向かいます。途中で宗谷丘陵を見ましたがとても綺麗な風景でした。
そして一般人が行ける日本最北端の地、宗谷岬に到着。
初の個人ツアーで下関に着いた時や、埼玉から山梨に入って富士山が見えた時のような感慨深さを感じました。
こちらは間宮林蔵の像。伊能忠敬の陰に隠れてマイナーな偉人で、北海道や樺太の探検を行った人です。大日本沿海輿地全図の蝦夷以北の地図は最終的に伊能忠敬の測量図と間宮林蔵の測量図を合体させたものだそうです。
そしてしばらく走り、道の駅わっかないに到着。この道の駅は日本最北端の駅である稚内駅と同じ建物にあります。
駅で休憩していると、偶然にも僕を含めチャリダーが2人、ヒッチハイカーが1人、利尻山の登山帰りカップルが1組が集まりました。マウンテンバイクのチャリダーの方にウィリーを見せてもらったり、お互いの旅の思い出などを語り合ったあと、この日を終えました。
9月18日 道の駅わっかない~沼浦キャンプ場 走行距離83.8km
この日は早起きをして朝一の礼文島行のフェリーに前日に出会ったヒッチハイカーの人と一緒に乗り込みました。
礼文島に到着。
ヒッチハイカーの人は桃岩荘というユースホステルに行くそうなのでここで別れることに。
一方僕は北へ。海岸沿いを走ると昆布の香りが。
そうです、利尻昆布の産地は利尻島だけではないのです。島民はいつも利尻昆布を食べているのでしょうか?もしそうならうらやましいですね。
そして日本の最北限、スコトン岬へ。最北端に微妙に足りないので最北限を名乗っているそうです。
また、こんなものも。
最北限尽くしです。
そして、利尻昆布ソフトを食べて休憩。正直50%くらいの確率でゲテモノではないかと思っていたのですが、普通においしかったです。
また、川ではこんなものを見つけました。
見つけ辛いかもしれないですが、鮭です。こんな小さな川でも上ってくるんですね。北海道って感じがします。
その後は港に戻り、利尻島へ。
利尻島といえば利尻山。さすが利尻富士と言われるだけありますね。
そして、隠れた利尻名物、ミルピス。ここでしか作られていない乳酸菌飲料です。乳酸菌がばりばり生きているので、そのまま長期間放っておくと発酵がどんどん進んでしまいます。
味は個人的にはカルピスより好きかもって位。原液でも売っているそうです。
そこから南下し、次は仙法志御崎公園。ここではアザラシが見られます。
近くに行くと餌を持ってきたと思ったのか寄ってきました。残念、持っていません(笑)
そして本日の宿泊地、沼浦キャンプ場に到着。夜、あまりにも寒かったので気温を調べてみたのですが、なんと6℃。ちなみにその時の大阪の最低気温は23.2.、最高気温は27.9℃です。友達にそのことを話すと、「シベリアかな」と言われました。まあ確かに、大阪よりシベリアの方が近いですしね。さすがは試される大地。冬用寝袋をはじめ、防寒をしっかりしてきた自分をほめたたえながら、この日を終えました。
ではまたここでいったん区切らさせていただきます。次で最後ですので、あと一ページ、ご覧になって頂けると嬉しいです。