おっ、鹿礒です。

この記事では3月5日から3月8日までの間で行った個人ツアーの報告をします。

今回の個人ツアーで僕は念願であった出雲大社を目的地に設定しました。

四日間のことを一気に書くので文章量を減らすために箇条書きっぽくなってしまいますがご了承ください。

3月5日 兵庫県の自宅~道の駅若桜 走行距離113,73km

s_DSC_0400[1]

今回のツアーでは帰りの輪行の時にめんどくさい設定した期間が短いので荷物を極限まで減らして挑むことにしてみました。

結果としてはもっと減らせたなぁ、という印象です。次の個人ツアーでも減らせるだけ荷物を減らして身軽に行きたいものです。

さて、そろそろ個人ツアーの内容に入っていきましょう。

朝、母親の愛情のこもった朝ごはん(冷凍うどん)を食べ終えた僕はパッキングの最終確認を済ませ、午前9時に出発。

国道2号線を西に進みます。

姫路駅周辺で一度休憩をはさみ国道29号線へ乗り換え北上。

その道中『日本一たい焼』という看板を発見。あんこ好きの僕としては素通りすることもできずピットイン。

s_DSC_0403[1]s_DSC_0406[1]

甘すぎることなく小豆本来の味を楽しめる大変おいしいたい焼きでした(小豆本来の味なんて知らない)。

小腹が満たされたところで再度出発。

次に見えてきたのは道の駅播磨いちのみやです。

時間も時間なのでここで昼ご飯を食べることに。

s_DSC_0407[1]

確か卵焼きに自然薯が入っているらしくとてもふわふわでおいしかったです。

お腹が膨れて昼寝をしたくなってきましたが心を鬼にして次の道の駅に向けて出発。

30分ほど進むと道の駅みなみ波賀が見えてきました。

さっき昼ご飯を食べたばかりだから素通りしようかなと思っていましたが、僕は重大なことを忘れていました。

そうです、食後のデザートを食べていなかったのです。

ということで、この道の駅ではデザートを探すことに。

するとありました、りんごソフト!!

s_DSC_0410[1]

味は普通、断じて普通。

りんごのシャーベットのような感じでした。

食べる前は太陽も出ており体が火照っていたのでよかったのですが、りんごソフトを買った瞬間に太陽が文字通りの雲隠れ。そして北から冷たい風が・・・。

完全に選択を誤りました。

ガタガタ震えながら出発の準備をします。

まぁ動けば暖かくなるか、と次の道の駅に向けて出発。

また30分ほど進むと道の駅はがに到着。

はじめはここにテントを張ろうと思っていたのですが時刻は午後3時。走行距離は約80km。

このまま終わっては面白くない。ということでトイレ休憩だけ済まし、出発します。

ここで僕の前に立ちふさがるのはこの個人ツアーの唯一の峠である、標高731mの戸倉峠。

合宿の時に超える峠と比べると屁のようなものなので鼻歌交じりに突入。

路肩には除雪された雪がちらほら残っていました。気温が15度以上ある中よく残っていたものだ。

痛めやすい膝を考慮しながら軽いギアでクルクル回しながら登ります。

すると前からママチャリ(電動アシストなし)に乗った学生と思しき集団とすれ違いました。

最近はママチャリで峠を攻めるのが流行ってるんですかねぇ?このまえ勝尾時でも見ましたし・・・。(僕には無理)

そんなことがありながらもマイペースに進んでいくと、路肩の積もっている雪が多くなってきました。

s_DSC_0413[1]

ここまで積もっているのが珍しかったのでつい童心に帰り休憩スペースのようなところで雪遊びに興じました。(グローブのまま雪に手を突っ込んで涙したのはここだけの話)

この場所から少し行くと新戸倉トンネルが見えてきて戸倉峠の登坂終了。

やはりこの程度じゃダメージを負わせることはできないぜ、出直してきな。という独り言を言ったとか言わなかったとか(言った)。

トンネルに入ると次の道の駅まではひたすら下りでした。(グローブは変えたので寒くは無かったです)

この峠を越えたことで兵庫県を脱出し鳥取県へ侵入することができました。これで走行した都道府県は27個に。

午後5時道の駅若桜に到着。

個人ツアーの1日目終了です。

3月6日 道の駅若桜~道の駅あらエッサ 走行距離126km

さて、元気に2日目も行きましょう。

天気予報では昼頃から雨の予報だったのでできるだけ雨が降るまでに進んでおこうということで午前6時出発。

基本的に鳥取市までは昨日の続きで下り坂なので順調に進んでいきます。

鳥取市に入り長い付き合いだった国道29号線とお別れです。県道318号線を乗り継いで国道9号線へ。

するとすぐに道の駅神話の里 白うさぎに到着。

因幡の白うさぎといえば誰でも一度は聞いたことのあるお話ではないでしょうか。僕は神話などはあまり詳しくはありませんがこの話はきいたことがあったので周辺をウロウロすることにしました。

s_DSC_0421[1]

その道の駅の周辺には神話に登場する砂浜や池などがあり、自分が覚えている話の内容と一致させるのはとても面白かったです。

そんなことをしていると雨がパラパラ降ってきました。

急いで雨具を着込み出発しました。

この日の雨は降ったり止んだりの繰り返しでとてもめんどくさかったです。

走っている横をビュンビュンと車が走っていく9号線で、走っている車より僕を苦しめたのは海岸線特有のコブでした。

何度も何度も細かなアップダウンの繰り返し、それに加えて時々やってくる細かい雨。

このコンボに体力的にも精神的にも削られました。この個人ツアーで一番しんどかったのはこの道だと思います。

一人でぶつくさ文句を言いながら進んでいくと道の駅北条公園に到着しました。何か食べようかと思ったのですがめぼしいものはなくすぐに出発。

するとすぐに道の駅大栄につきました。

s_DSC_0430[1]

ここでも特に食べたいものが無かったのですぐに出発しようと思ったのですが、立ち食いうどんがあったのそれだけ食べて出発。

この道の駅には名探偵コナンなどを手掛ける青山剛昌さんのミュージアムが隣接されていました。

しかし、僕は中学生のころ家族で一度訪れているのでチラ見だけして素通りしました。

その後一時間ほど進み道の駅ポート赤崎に到着。

近くにあった海鮮物の店で定食を食べ終えると雨が本降りになってきました。天気予報を見ると一時間ほどで雨雲が通り過ぎるようなのでそれまで休憩することに。

この休憩が功を奏し、晴れとまではいかないものの雨雲が切れて明るくなってきたので、宿泊予定地までの距離を確認し出発。

残り40km程の道のりを今まで通りマイペースに進んでいきます。

そして2時間後道の駅あらエッサに到着。

鳥取県の米子市を超えた時点で島根県安来市に入っていたので走行済み都道府県数は28に。

道の駅あらエッサのある安来市ではドジョウが有名らしいので晩御飯に食べてみることにしました。人生初めてのドジョウです。

s_DSC_0436[1]

食べてみた感想は、おこちゃまにはまだ早かったかな?

正直そこまでおいしいと感じませんでした。

お値段のほうは今まで一人で食べたごはんの中では最も高価だったのではないか?というほど高価でした。

もう食べないかな?

そんなこんなで思ったより疲れてしまったのですぐに寝ることにしました。

個人ツアー2日目終了です。

3月7日 道の駅あらエッサ~道の駅湯の川 走行距離86.58km

前日の疲れを引きずりながら3日目のスタートです。

これまで、予定よりはるかに順調に進んできていたのでこの日は真っすぐ出雲大社を目指すのではなく道をそれてみることにしました。

一度鳥取県米子市に戻り北上、境港に向かいます。鬼太郎ロードに行ってもよかったのですがここも以前家族と来たのでスルー。

そのまま北上して七類というところに行きました。

ここからは日本史などでよく島流しなどで登場する隠岐の島へ向かうフェリーが出ていました。

行こうかと思ったのですがお金が足りなそうだったので今回は行かないことに。

ここにきて僕は重大なミスをしたことに気が付きました。

また日本海に来てしまった。

つまり、海岸線特有のコブの再来です。

やっちまった・・・。

落ち込んでいても日本は平らにならないので日本海から離れるために松江市へ向かいます。

途中道の駅本庄に立ち寄りまたうどんを食べました。

この辺は弁慶ゆかりの地らしくそれにちなんだ石像がありました。

s_DSC_0437[1]

松江市に到着しコンビニでごはん食べたりベンチで昼寝をしていると、気が付くと午後3時。

そろそろ宿泊予定地に向かいます。

道中国道9号線を進んでいると宍道湖が見えてきました。

道も広くて景色もよかったのでとても気持ちよく走ることができました。

途中宍道湖ふれあいパークというところで休憩を挟みつつ、道の駅湯の川に到着。

この日は休憩が長かったりしたせいであまり距離は走れなかったけどきれいな景色を見れたのでよかったです。

これで個人ツアー3日目終了。

3月8日 道の駅湯の川~出雲大社~兵庫県の自宅 走行距離46.38km

さて、最終日です。

この日の予定としては目的地である出雲大社まで行って、輪行で家に帰る。というものです。

なので距離的にも午前中に終わりそうなものでした。

県道の161号線と162号線を使い出雲大社へ向かいます。すすと一時間半ほどで着いてしましました。これでは早すぎる、ということで父親からおすすめされていた日御碕まで足を延ばすことに。

これは父親の罠だったのでしょうか、またもや海岸線特有のコブに突入です。やられました・・・。

といってもそこまで長い距離ではなかったのですぐに日御碕の灯台に到着。

s_DSC_0445[1]

あいにくの天気できれいな景色を見ることはできませんでした。

そしてこれも父親の罠だと思われるのですが、

s_DSC_0443[1]

このようなとても急な階段を上らされました。

自転車よりしんどくて、登り終えたころには息が完全に上がっていました。

こうして無事?最終日の強度を上げることができたので満を持して出雲大社へ乗り込みます。

しかし、その前にツアー班の監督である山本さんにお使いを頼まれていた越峠荒神社への参拝に向かうことに。

名前からしてツアー班向けの神社なのでツアー班の安全をお願いしときました。

お使いを終えてやっと目的地である出雲大社に到着です。

s_DSC_0457[1]

個人ツアーゴールです。

僕はこのゴールの瞬間はとても達成感があって好きです。

自分の決めた目的地に自分の脚力だけを使ってたどり着く。その時の達成感がツアーの醍醐味であると僕は思います。

出雲大社で参拝を済ませ、

s_DSC_0454[1]

社の近くのお店で出雲そばを食べ、

s_DSC_0458[1]

おぜんざいを食べ、

s_DSC_0459[1]

あとは帰るだけです。

普通、輪行といえば自転車をばらして輪行バックに入れてするものと普通は思っていると思いますが、出雲大社の近くから松江市までを結ぶ一畑電車はなんと自転車をそのまま乗せることができるのです(別料金はかかります)。

s_DSC_0460[1]

一度SNSで目にしていて、出雲大社に行ったら乗ってみたい!!と思っていた夢がかないました。

そして一時間ほど電車に揺られていると松江市に到着。

松江駅からはいつも通りの輪行で兵庫県まで帰りました。

個人ツアー最終日終了です。

たった4日間だけの個人ツアーでしたが、内容はとても濃かったようにい思います。

思い返してみるときれいな景色とおいしい食べ物。また個人ツアーに行きたくなりました。

いま、関西大学では新入生の勧誘が行われています。

より多くの新入生にこんなに楽しい経験をしてもらいたいものです。

以上、ごっつぁんでした。